期待せずに見始めたのに、かなりの名作だった。
読了感(視聴後感)としては、ズッコケ三人組みたいな児童書を読んだような気分。
「ドラ泣き」や「大人のクレしん」のようなわざとらしく作られた感動ではなく、じーんと心に残りづつけるような感動だった。
ジュブナイルものとして完璧な作品であるだけでなく、演出も各所に工夫が凝らされて非常にレベルが高い。
例えば、最終話のエピローグでメインキャストのクレジットが1人ずつ出てくるなど、細かいところも作り込まれている。
キャラクターも自然に描かれているため、クセの強い声優陣が主演にもかかわらず、声優を意識せず、キャラクターをキャラクターとして受け止めやすい。
こういうタイプのアニメは貴重だと思う。おすすめ。